海水には地球上のほとんどすべての元素が含まれていると言われております。
「にがり」はその海水から塩を作るときに出来る副産物で、海水を濃縮して塩を精製し、取り出した後の液体をさらに濃縮したものをいいます。
主成分は塩化マグネシウムですが、塩化カルシウムやマンガンなどのミネラル成分を豊富に含んでおり、にがりは海水から塩分だけを取り除いたミネラルのサプリのようなものだと言えます。
人間は60兆あまりの細胞で成り立っています。その生命である細胞の維持・活動に欠かせないのがミネラルです。この事は植物細胞でも同様です。
海水のミネラルバランスをそのまま残したにがりは、言わば生命活動の根幹である細胞の原料となっています。
当園の「塩田にがり」は全ての生物にとって重要な80〜90種類の微量要素をバランスよく含み、マグネシウム含有量が8%、 塩分は1%以下で塩害の心配がありません。
植物の生理機能を高めるだけでなく、土壌微生物の働きを増幅し植物の生育環境を改善するため、農作物の樹勢がよくなり光沢や食味、日持ちが向上し病気にも強くなり、減農薬にもつながります。
当園では園主自ら動噴を担いで試験栽培を実践し、豊富なノウハウを蓄積致しております。無農薬・自家製ボカシの作物に月2回の葉面散布を行なっています。
2010年には日本野菜ソムリエ協会が主催する第5回野菜ソムリエサミットにおいて、大会テーマ野菜の「ニンジン」で、購入評価部門で堂々の1位を獲得致しました。